ねぇ、誰か教えて・・・ どうして、ここにはあなたがいないの? あなたの温もりは、どこにあるの? 「失くしてからその大切さに気づく」とあなたは言った。 けれど。 そんなの哀しすぎる。 事実だからこそ、なおさら私の胸を締め付ける。 本当は、認めたくないのに。 目覚めても、新しい朝が来ても、そこにあなたはいない。 「どこにもいない」という事実が、私を追い立てる。 ぽっかり空いてしまった、私の隣。 もうあなたが「先輩」と呼ぶ声も聞こえない。 耳に残るのは、あなたの優しい声・・・ 「まったく、仕方のない人ですね・・・」 「先輩は、俺が必ず守りますから」 それだけを、何度も何度も心の中で繰り返して。 「神子、ごめんなさい。私にもっと力があれば・・・ 皆を守るだけの力があれば・・・」 「・・・そんなことない。白龍は・・・悪くないよ。だから・・・」 お願い白龍、謝らないで。 優しいあなたに甘えて、私はいつかきっと、あなたを責めてしまう。 「あの人を返して」と、あなたを責めてしまうから・・・ 私を、置いていかないで。一人にしないで。 この想いに、やっと気づけたのに。 ねぇ教えてよ、譲くん・・・ ====================================== |
なぜ最近こういうシリアスが多いのでしょうか・・・ しかし、この譲くんルートの一連のイベントがとても好きなのです。 この上書きする前の望美ちゃんの苦悩があったからこそ、 譲くんの上書き後のルートが、そしてエンディングが、 より感動するものになったのかな、と思います。 エンディングスチルの、譲くんの幸せそうな笑顔が大好きです。 余談ですが、タイトルが某韓国女性歌手の歌のようになってしまいましたね(笑) |